・アダルトゲームやアニメ「禁止」 「表現の自由を侵す」と反発
そりゃ子供をセックスの対象として見るのが真っ当だとは言わないですがね、一体何なんだろうこのキモチワルサは...と思っていたところのこの日本ユニセフ協会とやらの中の人のこの発言。
>前出の日本ユニセフ協会の担当者はこうした反論に対し、
>「実在しないキャラクターであっても、児童を性的対象として描写すると、結果として実在の子どもが性的対象として見られることにつながりかねない」
分かった。こーゆー発想が気持ち悪いんだ。
ここではとりあえず、統計的・分析的な話とか、実際の被害者の有無とかいった話は横に置いといて。
一つの例えとして、人殺しがいけないのは当たり前の話だとして（なんでいけないのか、とかはさておく）、誰かをぶっ殺してやりたい、と妄想するのはいかんことなんでしょうか？
例え思ったとしても、大多数の人は、様々な理由があって実際にそんな真似をするこたーないです。いやまあ、アンケートだの統計とったわけじゃないから、実際に「誰かを殺したい、あるいはこの世から消し去ってしまいたい」と考えた人がどんだけいて、そのうちどれくらいの人が本当にそれをやってしまったか、なんて分かりませんけども。
また、もう一つ例えれば、この世が気にくわないから体制を転覆させてやる！という妄想を抱いた人がいたとして、仮にそれが暴力的な手段を伴うものだとした場合、その妄想を持つこと自体が許されないことなんでしょーか。
物事を自分に都合良く考えることなんて誰でもやるし、時にはそれが法に照らして、あるいは倫理的に（この倫理的、って表現も曖昧で使いづらいが）許されることではないこともあるでしょう。
でも思うこと、を他人に禁じられる、ってのは行き着けば思想とか世の中がどうあるべきか、って考えることをも否定されることに通じるであろうし、極端な話、思想統制にも似た臭気を感じるのでして。
今回の件で何が気持ち悪いかっつーと、こーゆー風に一見正論に見える主張を、突き詰めればどうなるのかという想像を抜きにして、「自分が気持ち悪いと思うものは悪いに決まっている」という勢いだけで物事が進行しつつあるように見える点と、そういう風に自分が正しいと認識出来る背景が存在している、と思った時には、信条や想像といったココロの自由に関しても遠慮なく踏みにじれるという、自覚の無い残酷さを平気で抱ける点だよなぁ、と思うのでした。
あんたみたいな人間がいるからいつまで経っても戦争が無くならないんだ、って言ってやりたいもんだ。