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この青空に約束を── |
華も嵐も踏み越えて、や───────っと終わったマブラヴオルタ。 いつ凹んでやり飛ばそうと何度思ったことか…しかし、それもこれも後に控えるコレがあればこそ耐えられたに違いないっ…と力説できるだけの出来であることをいのろ う。 ショコラ、パルフェ制作スタッフによる田舎型ｶﾞｸｴﾝ生活ほのぼの？ライフの一幕、見せてもらおーか。 いつもながらのお約束。 本欄は管理人がゲームしながら妄想の限りをそれにおっつかない拙い文章でサーバーのHDDを無駄に埋めるコーナーです。 その性質上、ネタバレ無しで進行するのはこの世から黒く光るヤツを絶滅させるくらい無理なので、未プレイの人は即刻戻るべし。 ○女の子はヤキモチがお好き？(2006/7/11) ところで気が付いたのだが、タイトル画面は時間に合わせて背景が変わる…というのはよくあるのでさておき、時々BGMが違うことがあるってのは一体なんなんだ？あと天気も、たま〜に雨が降ってたりするし、もしかしてこれはどっかの現在の天気に合わせて…たりしたら凄いなぁ。 ではお次はいろいろとヤヴァいんじゃないか？と不安なよーなそーでもないよーなの静。 いわゆる何考えてんだかわからん系の、一見ぼーっとしていながら時によっては凛奈に匹敵するよーな運動能力と会長をやりこめるはしっこさ、文系はからっきしだけど理系はそーでもない ？という…やっぱワケわかんね。 共通ルートの出番があまり無いので、専用ルート突入まではサクサク進めそうではある。 ・プロローグ〜嵐の前の激励 はい、省ｒｙ…よく考えたらのっけから混浴シーンがあったんだっけ。割とど〜でもいいけど…。 そういやこの寮に入っているのは皆ワケがあってのことで、静の場合は発売前に公開されたWebドラマ聴く限り相当にややこしい境遇だったよーな。特に沙衣ちゃんがおっとこ前な展開を予想させる前振りであったのだが、そこら辺どーいう流れになるんだろね。 ・六人の妻たち−強制イベント さー次だ、次。 ・うちの娘のばあい−宮穂、静イベント 教室でクラスメイトが話しかけてきてるのに、そのワケワカラン反応で相手を引かせてしまう静。 ちゅーか別に無視してるわけじゃないのよねぇ、これ。単に自分からアクション起こしてないだけというか、常人と反応の仕方がまるきり違うので、慣れるまでは何を考えているのかわからんだけとゆーか。 航の場合、慣れきって（というか自分がそう育成？して）いるので、あからさまに自分と違う反応を示す他の人間見て不安になっているだけじゃないだろか。 後半は宮穂の出番なので以下略。 …その割に航は静に近づく男子がいると父親丸出しになるし。 ・便利屋エージェント−強制イベント まあ省略だわなぁ。 ・麦わら帽の少女−静イベント このイベントで分かることっちゅ〜たら、静不登校でその原因が実は両親にあり？不登校改善のための手としてつぐみ寮に放り込んだ…のは航の仕組んだことだった、こととか。 あと沙衣ちゃんが身元引受人にさせられて苦労したっちゅーことくらいか。何があったのかねえ。 ・校庭十周とちょい−強制イベント ・あの日の真実…のヒント−強制イベント 静出番ねー。 ・一人前と０人前−宮穂、静イベント 目に浮かぶ…半目のまま胡瓜を高速みじん切りする静の後ろで宮穂がうろちょろしてるだけな光景が。 つーか静中心で見てると宮穂ウザ過ぎｗ ・つぐみ寮寮生会緊急総会−強制イベント さえちゃんを、生徒会室に呼んで来たのが宮。 いきなり背後を取って、手首を縛ったのが静。 そのまま椅子に座らせてぐるぐる巻きにしたのが会長。 …体術まで完備っすか。 ・誤解スパイラル−強制イベント 静出番ね〜…と思ったら最後にトライアングル鳴らしてた。オチ担当かよｗ ・どうせ誤解されるなら…−奈緒子イベント 実は序盤で今の所一番お気に入りのイベント。静出てないからど〜でも良いけれど。 ・Pure Letter−強制イベント 結局、一番最初の下世話トーク満載な手紙で静はなんと書かれてあったんだろう…。 ・楽しいよ−静イベント 静がﾌブンむくれるシーンっての珍しいよなぁ〜。 そら話の途中で居眠りされたら怒るだろーけどさ。そいでその静は「半年前」までは航が話しかけても無関心、「三ヶ月前」は静は黙って聞いているだけ。 それで今は…学校がどれだけ楽しいか、一生懸命航に話す…普通にええ話やのぅ……そら航でなくても泣けるわ。 ・あの日と同じ雨−強制イベント 出番ねー。 ・混浴五つの誓い−静イベント きっとPS2版は最初っからバスタオル巻いたまま入ってくるんだろなぁ（だからでっかいお世話だっての）。 色気もへったくれも無い、まるで親子のよーな混浴風景。 穏やかな時間の中に静が起こした波紋。マラソン大会で航が勝てるか、勝つはずという約束。 もう一つは… 静「りんなとも…一緒にお風呂、入るの？」 微妙に似たもの同士の、その匂いを嗅ぎ取った静のちょこっとした不安。自分と似てる凛奈が、航とどーにかなってしまうのか？ 関わって介入して、凛奈が自分と同じ気持ちになったらどうするんだろう？という疑念は、びみょ〜に静の態度に激しいものを残してたりする。 ・かたちのある悪意−強制イベント パスだ、パス。 ・ただ勝利のために−強制イベント 〜前略 静「わたるに、何かあったら…うみも、みやも、なおこも、しずも…絶対に…絶対に…っ」 沙「やめなさい静！そんなわけないでしょ！」 沙衣ちゃん時々かっこえ〜…（そっちか 〜中略〜 それはそうと、祝勝会の凛奈の、泣きながらの告悔の時の静、 凛「好きなもの、全部なくしたって思ったせいで、好きになりそうなもの、全部なくしそうになって」 静「………」 深い。深いね。 後略〜 ・一つの邂逅と一つの確執−条件つき強制イベント（静） ヤキモチやく静がかわええ（；´Д｀） 静「あんまり…りんなにかまうな」 航はワケわからんだろーが、似た者同士だからこそ、この先凛奈がど〜変わるかがよく分かるんだろね。 それが理解でけん朴念仁は、己の額を数mm後退さすことで償った、と（深刻 静「あんまり…わたるに甘えるな」 凛「………」 静「………」 凛「…ふぅ」 静「りんな…？」 凛「ごめん…それ、ちょっと今は約束できない」 …おや？もしかして此処に来て正式な戦争勃発？ ○手抜きにあらず(2006/7/17) 今回、今までとは異なる簡易形式でお送りします…ぶっちゃけて言うと、 HDD吹っ飛んであとアップするだけだったのがパーになった状況で同じものをもう一回書く気にな んかなれねぇよ！！（ ノTДT）ノ三┻━┻ ということでございます。 えーと、静ルート確定の直前まで。 重要イベントに入ると静の口数が増えていくのが面白いけど、それ以上にイベント「みんなで補習」にてもーはぐれ学園生人情派炸裂イベントがおいちゃん泣けてくらぁ、ってなもんだ。 直前のイベント「サボリ」で、静が大事に思うつぐみ寮での生活を理不尽にも奪われそうになっている今で、静が頑張れる、と航に誓った後の、ホントーに一人でも頑張っている静を航が涙目で（通常はこやつも人情に厚いええやっちゃ、なんだよなぁ）見守って、その静といろんな理由をでっちあげてみんな一緒にお昼を食べて勉強する姿は…そらありきたりっちゃ〜ありきたりかもしらんけど、こーいうのに弱い身としては素直に「ええ話やなぁ〜（T＾T)」と思う次第。 パルフェ・ショコラと違うよなぁ、と思うのは、こういう「大事なもの」が明確になっている状況でそれを割と前に押し出して情感を刺激する場面が多いことだと思う。パルフェ・ショコラにそれが無いわけではないが、あちらは比較的「個」対「個」の話なため、全体を巻き込んだ危機を背景にした一種危なげのある穏やかさ、みたいな演出はさほど感じない。 であるため、こーいう割と寮生が一体感を持って一つの方向にまとまっている状況から、航との一対一の関係のどーやって持って行くんだろ？と、期待半分で続けてたんだけど…？ 「めざめ」というブルーフィルムじみたイベントタイトルって正直どうよ？（例えもまたアレだが） ほりゃ、割と幼い憧憬というか思慕が性的な興味と相まって暴走する、っちゅーのはアリかもしらんけど、少々そこに至るまでの描写が足りないような気がしてなー。 ここで宮穂→凛奈経由でまわってきた「チャタレイ夫人の恋人」を読んでいたから、というオチが付く分には全然構わんけど（ぉぃ けどその分、その後のイベント「つぼみが開いた日」での航の葛藤やら逡巡やらが割とイケてる。あんだけすけべぃで勝手で、その割に本命の時はフツーに「男の子」になってもーてる航の姿ってのはこのゲームのポイントの一つだよなぁ。管理人の場合、えてぃ場面て割にどーでも良いのだけれど、パルフェからに引き続き（ショコラはDC版なので無し）エロシーンはちーっとばかり普通に流し読みはしてたりしマス。性教育の場面はケタケタ腹抱えて笑ってたしな！（いやもー、「航に教えてもらったよ」が伏線だったとわねえ） これ以上言及しとると危険（特にワタシの立場とかが）なので以下省略して続く。 ○その、注がれた愛情を(2006/7/19) ・第二次性徴 …ど〜してこうも微妙なイベントタイトル付けて微妙な内容に仕立てるかな（汗 ﾓｼｶｼﾃ､ｱﾙｹﾐｽﾄﾍﾉｲﾔｶﾞﾗｾﾀﾞｯﾀﾘｼﾃ… なんだか体調の良くなさげな静に、思い当たる節のありまくりな航のあわてっぷりが…。 加えてなんだか夏休み明けて女っぽくなってきた静に、生理だっただの毛が生えただのなんだのっちゅ〜話題を男の航の前でするのかきさまら（錯乱中 …そういえば航ちゃんあんたってば毛も生えてない子になんつーことををををををっ（更に錯乱 ……他の寮生にバレた時の反応が 今回のポイント。 沙衣ちゃんは宮穂より背が低い。 凛奈は後輩女子に人気がある。 ・星野んちの子になるよ うん、話はいいんだ。話は。 無表情でぽーっとしてた静が表情はコロコロ変わるようになり、よく喋るようになり、どんどん馴染んでいく様は静かわいいよ静、なんだが。 アオカンだけはヤメとけ（汗 ところで沙衣ちゃんの迎えてた客って誰だったんだろ？ ・親たちの懊悩 その「客」とは静の母親だった。 静の抱えた「問題」は、子育てを放棄した親と、そこから救った航たち自身が抱える問題でもあり、母親が静と一緒に暮らしたいという願いに、つぐみ寮の一同が応えるかどうかは一つに繋がってて、その上で航たちは「それは嫌だ」と拒否をする…って、葛藤も悩みも無いわけじゃないんだがね。 そーか、「親」ってのは静の「親たち」のことか。 ・籠城開始っ！ とは言っても真剣に真面目に考えて結論出すのは航のい〜ところ。 そして散々考えて、静のためになることを考えて、どうすれば上手く行くのか順番も考えて、静に切り出す… 航「お前…藤村の家に、帰れ」 間違ってるいきなり間違ってるってう゛ぁっ（汗 それを聞いた静は航を怒鳴りつけて部屋から飛び出し、自分の部屋に立てこもる…裸のまんま。 当然その騒ぎを聞きつけて起き出した寮生一同…反応は様々だが静＠裸Ｘ航＠裸では……（汗 と、いいところで次のイベントに続く（何が「いいところ」なんだろ…）。 ・孤軍奮闘 残念ながら航がフクロにされる場面の描写はありませんでした、と（一応回想はあったが）。 「鬼の形相をした会長と、修羅の形相をした凛奈。」 こういうところをどうして一枚絵にしないかなぁ、気が利かねーなあもう！…と、冗談はこんくらいで。 静は当然部屋から出てこないし、それを説得する航の姿も当然のもの。 ついでに寮生の冷たい視線も当然だし、大ﾏｼﾞな沙衣ちゃんの説教も…？ 沙「ちょっと…話がある」 沙「あんたを…信用してたんだよ？少なくとも、静のことに関してはさ…」 ここから先は涙無しには語れねぇっつうか沙衣ちゃん誤解が多少あるとはいえ泣きながら航をぶつし（なんで泣くかはこの際さておき）、それでどんだけ沙衣ちゃんが静を大事にしているか痛いほど分かるし、航の決心の重さも切ねーしで、おっちゃん歳とるとこーいうのに弱いのよぅ（泣 その後も航の説得は続く。それでも静は出てこない。 一人で静と向き合う航に援軍は…海己がいる。 海「…静ちゃんと一緒でなくちゃ、いや？」 航「…嫌だ」 海「そう…」 航「そう」 ぐわばばば…海己エンド先に見てると海己ぃ、あんたって子は、あんたって子はぁ……。 話は結局、「どうして静に『出て行け』と言ったか」になる。 航は静の両親に会いにいっていた。 静を家に帰すことはしない、と告げにいったはずのその場所で、航は静の両親が決めた覚悟を見た。 航と海己がもう手に入れることのかなわない、親との暮らしが静にはまだあった。 だから、還そうと思った。 航「今ならあいつ、向こうで笑えるかもしんない。今までできなかったこと、できるようになるかもしんない。だったら…こっちにいる間に、そんな静を見ておきたい」 航「『静、どうしてるだろうな？』って、思った後で、『この場所のことを思って、寂しくて泣いてる静』が浮かんでくるのは、嫌なんだよ…」 航「新しい場所でも、自分の居場所をしっかりと見つけて、それでも時々、つぐみ寮や、俺のことを思い出して、『ちょっとだけ寂しがる静』が、俺はいいんだよ」 それを隠れて聞いている会長や凛奈たちの存在に気が付いては…いないんだろなぁ。 ・援軍到着 そりゃ、裸のまま廊下で朝まで寝てりゃ風邪もひきますわな。 月曜日、授業のある日なのに静は部屋を出てこない。航の説得はまだ続いているが、食事もとらずに（３０時間水摂取無しというのはさすがにあり得ないだろー）体調の崩れるも構わず静の部屋の前に居座っているうちに…とうとう倒れた。 静は…それでもそんな航に触れられず、奈緒子に助けを求めた。 静「ちがうよ〜！かぜひいちゃったんだよ〜！」 奈「…世紀末だねぇ」 いや会長、今２１世紀になったばかりだし。 奈「静が頼めば、おとなしく寝てくれると思うよ？」 静「………」 奈「『意地張って悪かった』って、大人しく部屋から出て、きちんと謝れば、安心して、倒れてくれるよ？」 奈「どうして素直に謝ることもできないの？航が、誰のためを思ってあんなこと言ったか、本当はもう、わかってんでしょ？」 奈「あたしたちとあんたの一年って、そんなもん？たった一言で崩れ去るヤワな関係だったっけ？」 奈緒子の、その優しい叱責にも静は素直になれない。 それほどまでに、「つぐみ寮を出て行く」ことは静にとっては重いことだから。 だから、あとはその重さを皆で背負ってやればいい。 学校をサボリ、全ての結末と静の決断を見届けるために、この場所に残った皆で一緒に。 奈「あたしが口移しで飲ませるぞ？」 と言って本当にやってしまう会長はど〜かと思いますけど（汗 …でも、 奈「馬鹿野郎…あんなお子ちゃまに本気になっちゃって〜」 奈「あたしみたいな性悪よりも、あんなワガママ小娘の方が良かったのかよ〜」 会長の株爆上げ中っ！！！ 特に、「ま…しょうがないか」と言った時の表情に、なんつ〜かものすごい慈しみと深い愛情を感じるです。 単なる立ち絵の一つなんだけどねぇ…台詞と音楽と状況が役者（というとちょっと変だが）の顔に一本のピンと張った流れを作っちゃうもんなんだなぁ……舞台演劇みたい。 そして後は、奈緒子が航の繋いだ糸を引き継ぐ。 静が強く、何処でも在ることの出来るように、この場所から出ていっても静が自分でいられるように。 宮穂が、海己が、沙衣里が、凛奈が。 それぞれの言葉で、静へ向けた愛情を思いっきり注いでくれる。 だから静が、「仲間」に対して閉ざす扉なんか、無い。 ・麦わら帽の彼女−エピローグ それから３年経ってのこと。 静は、見違えるくらい美しく育って、南栄生島に帰ってきた。 無論、航の「彼女」として。 …おー、イベント「麦わら帽の少女」と絡めてんのね。上手い。宮のエピローグとえらい違いだ（ぉぃ あと雅文と紀子が当たり前にくっついてるのが…笑えたｗ 静のラストの一枚絵はなぁ…違い過ぎだろ（汗 海己エピローグで立ち絵で出てきてたけど、あっちはどちらかといえば「元気に育った」って感じだったしなぁ。こーいう差の付け方、なかなかあざとい（褒め言葉 つーことで静ルートも終わり。 正直言ってあんまり期待はしてなかったんだけど…化けたなぁ。いや、ホント。 特にラストの、静に皆が語りかける場面なんか、かつて泣きゲーで味わった激情などとは全く種類の違う、穏やかに「じ〜ん」とクルものがあったわ。静が心底愛されてるなぁ…っちゅー喜びとでも言うのかね？ そういう風に自然に思わせる流れ、ってのが淀みなく構築されてるのが良かった。 そそ、「流れ」と言えば…イベント追ってる時にも書いたことだが、この静ルートに限らずやっぱ舞台演劇っぽい。 映画やテレビと舞台が違う点ってのは、最初から最後まで同じ場所で物語が展開することでその場所でしか存在し得ない場の流れを構築していく点だと思うのだが、どーいうわけだか役者（敢えてこういう表現をする）と物語と音楽との作る「流れ」的なものが奇妙に筋が出来ていて、イベントでぶったぎっている割にいつの間にかその筋を意識せざるを得なくなっている…のがひじょ〜に興味深い。 まーこんな特異な感想持つのは自分だけかもしれんけど、そう思ったのは素直なところである（舞台演劇に例えられるほど舞台見てるわけじゃないけどさ）。 でわ次。 株が急上昇している会長…ではなく、何事も無いエンドをインターミッション的にやってから、改めて奈緒子ルートへGO!! |