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うたわれるもの 散りゆく者への子守唄 |
順調に４ページ目。 そろそろラスボスの姿も見えてきたよう？ クーヤとハクオロの関係はどうなるのか？病身ながらも心強く生きるユズハの命は？むしろハクオロをロックオンしたウルトの動向は？全然さっぱり全く進展しないハクオロとエルルゥの仲はどうなる？ …とか、いろいろ気になることもありますが、調子良く行ってみよ。 この記事はプレイ日記であって攻略日記じゃありません。 進行中の方が読んでも全く、皆目、さっぱり参考にはなりませんので、あらかじめ了承の上でご利用くださいませ。 なお、例によって容赦なくネタバレです。未プレイの方は公式サイトでも行って興味が沸きましたらご購入なさるよう、お勧めいたします。 ○戦乱の憎しみは深く激しく(2007/3/16) ハウエンクア「あ゛あ゛あ゛あ゛────ッ！！」 って、生きてたんかいっ！！ …と、１０人中５人くらいまでは同じツッコミしそうな再登場の直後にあえなく退場。一体何しに出て来たんだこいつは……。 そしてそのナルしーにトドメさしたアナタサマはゲンジマルとの因縁もあるよーで、そういえばクーヤはどうしているんだろう？ とうとうハクオロに、「あなたとの間の赤ちゃんが欲しい」とぶっちゃけてしまったユズハ。いや、それ以前に子供の作り方知らないんじゃないか？とゆー疑いがあるんですけどどーするんですか？ハクオロ皇（汗 ユズハ「女の嗜みだと…トゥスクルさまが…教えてくれました…」 ハクオロ（トゥスクルさん、なに教えてるんですか…） こんなところでシンクロ率が100％に達するとは思いもよらなんだorz 「自分が生きた証を残したい」という願いは健気であるが、男にとっちゃヤるこた一緒だ←身も蓋もない まーその、なんだ………そういうことだ。 国境でクンネカムンのオーラバトラーが何者かを追っているという報せ。 貴重な戦力を割くほどのその何者かは気になるが、国境を荒らしているとあれば放っておくわけにもいくまい。 駆けつけたその場でオーラバトラーと剣を合わせてたのはゲンジマル。追われているというのはこの男のことか？ 何があったのか口を閉ざすゲンジマルではあるが、知らぬ仲でも無いことであり、ひとまず客人として迎え入れる。 サクヤ「あ、あの…本日はお日柄もよく、その…」 天然娘も一緒でした（汗 そしてこの天然娘が口ごもるくらいであるからして、よほどの事情があるらしいのであるが…。そこまでの話には至らずとも、しかしゲンジマルが何のためにトゥスクルにまで逃げてきたかはハッキリしている。クンネカムンの進む破滅の道から主を救うために、ハクオロに攻め入れと言う。 高潔を以て鳴るエヴェンクルガの漢が言うことであっても、戦のこととあればその言葉をそのまま信じることは出来ない。その証としてゲンジマルが申し出たのは、孫娘であるサクヤを室に入れる…人質にする、ということだった。しかも、その足の腱を切って逃げ出せぬようにまでして。 案内役というか、客将というか…立場はややこしいがゲンジマルはこの業界（？）では有名人である。同じ民族の英雄という憧れを抱くトウカはギリヤギナ皇を討った漢として語るが…つーことはカルラの父親の仇っちゅーこっちゃないか。 普段飄々としているカルラが珍しく余裕の無い表情でゲンジマルと真剣に死合う最中、カルラの父が見せたという剣をゲンジマルは再現してみせる…己の剣が割れたことにすら気が付かなかったカルラが人知れず流した涙は何を思ってのことか。 ○第二十六回戦〜灼熱の牢〜 クンネカムンに対抗するため、滅ぼされた國や種族の残党をまとめる必要がある。しかし、それらをまとめるには時間も無いのだが、その存在でそれが可能な存在、オンカミヤムカイの賢大僧正…ウルトとカミュの父を奪還する必要が出てきた。 いざ征かん佐渡島。BETAの侵略から人類を救うために！！…あ、ゲームが違うか。 ・作戦タイム 出撃ユニットは８。ハクオロ、エルルゥ、ウルト、カミュに加えてゲンジマルは固定なので他から３ユニット選ぶことになる。 術兵の二人がいるので弓兵の二人は外し、アルルゥはお伴が嫌がっているのでこれも外し、狭そうなので騎兵の二人を入れ、あとは攻撃力最優先でカルラを入れる。いじょ。 ・戦闘開始 やってみると簡単だったり。 何せ動ける敵がおらんのだから、最初に配置に応じて二手に分かれ、それぞれが攻め入るだけであっさり目標地点に到達。カルラなんか一度も攻撃に参加しなかった有様。経験値がー。 到達はしたものの、やっぱり邪魔者が出てきた。今度は右の…イケメン？というよりか美少年か。クーヤもなかなか良い趣味をしている（ﾏﾃ ってか、ゲンジマルの孫だったのか。つーことはサクヤとも最低限従兄弟ということになるが。 そして美少年とゲンジマルの一騎討ち、というかこのデカブツと単身で渡り合えるこのじーさんもいい加減バケモノだな、をい。いや、渡り合うどころか圧倒してますが。数合戦っただけで美少年の負け。 そして主のため、どうあっても負けられぬという執念が内なる声を呼び覚ます…美少年、暴走開始。 ・MissionUpdate というか、完全に続きだな。 今度はダメージを与えることも出来るので、広いところに誘い込んで４回ほど攻撃できれば終わり。またもやカルラは攻撃に参加出来ず。 にしても、攻撃力だけは侮れねー。一回でベナウィが半分近く持ってかれた（汗 無事賢大僧正も救い出せて目出度し目出度し…ともいかず、アナタサマが現れて、美少年を連れ去っていってしもーた。 救出された賢大僧正は、諸勢力のとりまとめをハクオロより依頼されるも、既に老いた自分の役割ではないと、賢大僧正の位をその場でウルトに譲る。本来それは始祖の血を色濃く継いだカミュの役割であろうが、ウルトは妹を思ってその禅譲を受ける（こーいう場合は禅譲とは言わないのだろーか）。 女が受け継ぐべきとされてきた賢大僧正の位を譲り、思い残すことも無くワーベは力尽きるのであ…？イビキかいて寝こけてるだけ？ ハクオロ「殴ってもいいか、コレ」 ウルト「は、はぁ…お手柔らかに」 お茶目にも程があらあな。 ○第二十七回戦〜滅びゆく者〜 クンネカムンの切り札は強力とはいえ数そのものは少なく、広がった戦線を維持することは難しい。賢大僧正となったウルトの呼びかけで、反クンネカムン勢力は徐々にその勢いを増し始めていた。その思惑は様々なものであったが。 ・作戦タイム ハクオロ、エルルゥ、ゲンジマルが固定。他の５ユニットは前回出番の無かった５人をそのまま投入。 ・戦闘開始 始まってみたら雨。 雨とゆーことは…アルルゥ＆ムックルが役に立たねぇorz やり直そうかと思ったが、まあやれるとこまでやってみましょ。 しかし、このマップ…隠れるところ（というかユニットが背景や樹木で隠れて見えない）場所が多くて、不意に現れる敵が困ったもんだ。いやまあ、全体図で位置を確認すりゃいい話なんだが、ただでさえ防御力の落ちているアルルゥの目の前にアヴ・カムゥが出現した時には慌てたもんさ。あといきなり弓とかが見つかって横から攻撃されたりとか。大したダメージ食らわないが、毒にやられるとエルルゥのターンを一回食われる。 さて、敵ユニットはアヴ・カムゥとはいえ今度はきっちりダメージ与えられるし、体力バカと攻撃力が侮れないだけであって、移動距離は短く、行動もこっちが２回動く間に１回とかいった感じなので、最初の印象ほど苦労はしない。こっちの気力がほぼ尽きていて挟撃仕掛けるまでに時間かかったくらいで。 まあ、普通に挟撃を使えるならばそんなに大変ではない…どーいうわけか固まって行動してくれたし、ある程度範囲の広い挟撃を２回ほど仕掛けた後で前衛に突入させれば簡単に掃討できるであろ。 その後も反クンネカムン勢力は進撃を続け、更にアヴ・カムゥも失った状態ではそれに抗しきれるはずもなく、ついにクンネカムン皇都に突入…するも、こそこそと先陣を切ったハクオロ達の後から出し抜いて都に入っていたセコい連中が全滅した後だった。 既に抵抗する力も無いはずのクンネカムン（つーか相変わらず戦争が始まってからの展開早すぎー）の何処にこのような力が…？ 訝しがるハクオロ達の前に現れた、仮面をつけた男達。 ○第二十八回戦〜仮面〜 ・作戦タイム 前回大して活躍出来なかったアルルゥと、その前の出番で全く活躍出来なかったカルラの他に術兵の二人とトウカを選択。単にレベル差を考慮してのこと。 ところでゲンジマルてレベル高い割に攻撃力大したこと無いよねぇ…。 マップによれば、最初にやや囲まれた様子ではあるが敵の数は９体と大したことはない。ステータス見た限りでも攻撃３８：物防３８：術防３８と目立ったところは無いし…（ちなみに比較的バランスの良いトウカで攻撃５１：物防４５：術防３５といったところ。無論、装備品による補正込みであるが）。 ・戦闘開始 一つ困ったことに、仮面兵の攻撃、追加効果で気絶が結構入りやすい。単身で突っ込んでたりするとかなりピンチになりそーだがそもそもそんな場面なぞ無いので大丈夫か。例によってエルルゥの出番が増える程度だし（そういえばエルルゥってばレベルがドカドカ上がりまくり）。 あと、前回の戦闘後にウルトが新しく獲得した光系の術…前方一直線に光属性の攻撃を行うのだが、なんかタムリンレーザーを思い出したのはワタシだけか？（古っ 仮面兵の正体は、クンネカムンの一般の民だった。訓練された兵などではなく。 それを「やった」という白いの…黒幕なのに白いの呼ばわりは不都合なので、この際だからもお名前で呼ぼうか…が、ハクオロの頭痛とともに現れる。曰く、これは虐げられてきたクンネカムンの民自身が望んだことでもある、と。 ゲンジマルがディーに襲いかかるが、老いに衰えた肉体（あのー、それでも生身でアヴ・カムゥとやりあってたんですけどー）と退けられてしまう。 そこに更に現れたのが…誰だっけ？ ・MissionUpdate ディーは最奥に引っ込んでいて、その前の仮面兵ｘ２と品性下劣皇を片づける必要がありそう。品性下劣皇は…攻撃力５０（汗 ただ、物理防御が２３と大したことないので、引き寄せて一気にこっちが囲み、タコにすれば良かろう。問題はディーであるが…ステータスは物理・術防御力が高め、HPがバカ高い以外はよくわからん。術が強い系なんだろうか？品性下劣皇と連携をとらせないのが最重要と見る。 さて、仮面兵と品性下劣皇はさっさと片づけた。狙い通りにディーと離れて突撃してくるもんだから、アルルゥの連撃とカルラのMAX連撃で（カルラは術防御が低いのでディーとの対決では前に出しにくいのだ）簡単に終わった。そりゃもう、敵に一度も攻撃させないくらいにあっさりと。 問題は…こっから先。 まず、範囲術でまとめてダメージを食らうのを避けるためにある程度間隔を置いて進撃。先鋒は体力のあるゲンジマル。ダメージ食らうついでに気力も増やしてくれたまへ。 ディーがゲンジマルに接敵。どーいうわけだか通常攻撃で襲ってきた。避ける。 引き続き、トウカが近づいて横から連撃。２００ばかり削る。 次に回ってきたハクオロは…まあここは近づかない方がいいわな。待機。 ウルト、術の届く一番遠くから攻撃。ダメージゼロ。あわわ。 ゲンジマル、連撃。１５０くらいか。 カルラ…術がこなさそうなので、ディーの裏に回るために進撃。 アルルゥ、同じく裏に回るため進撃。 しかし、こうなると攻撃範囲が２マスの騎兵を連れて来なかったのが悔やまれる。 エルルゥ、ハクオロの横で待機。味方が戻ってきたらすぐに回復させる。 ゲンジマル、気力ＭＡＸだったのに、ＭＡＸ連撃をスカるorz ディー。やっぱり範囲術ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ｯ!! 幸いカルラが巻き込まれなかったので良しとしよう。ゲンジマル、トウカ、アルルゥがダメージ。 ハクオロ、やっぱり待機。 ウルト、術を変えて攻撃してみるもやっぱ無駄。何故か遠くで障害物にダメージを与えていた（何 トウカ、アルルゥと挟撃出来たので、せっかくだからやってみる。トウカがアホ過ぎるｗ ゲンジマル、今度はMAX連撃決めて、終わり。 …こういう書き方は楽だなあ。無駄に長くなるけど。 戦闘は終わるもハクオロの頭痛は止まない。そのうち、ハクオロのモノローグがカタカナになってきた…これが来るとARMSのジャバウォックが登場する前兆。 暴走するハクオロはディーと人智を越えた一騎討ちをするが、間を置くと正気を取り戻した。 ディー「本来、我等が争うは御法度なのだがな…」 ディー「そこまでして、あの者を輪から外したいか、ゲンジマル」 意味の分からん会話の後、飛ばされたのはクーヤの前。 ○裂ける空(2007/3/20) ○第二十九回戦〜クーヤ〜 己が信念を貫かねばならぬ時がある。例え正しいと思えなくても。間違いなくはた迷惑な行為だと知れていても。…是非止めて欲しいものだ。 ・作戦タイム ハクオロ、エルルゥ、ウルト、カミュ、ゲンジマル固定。他は…攻撃力最重視でオボロ、アルルゥ、カルラでGO!! マップを見たところ、クーヤの前に４ユニット、それに向かって左側の奥に６ユニットのアヴ・カムゥ。猪突猛進では横撃されるのは目に見えているので、横の６ユニットから片づけていく。挟撃のタイミングが問題だなあ。 ・戦闘開始 予想通り、クーヤの直衛の４ユニットは動かず。左側奥の６ユニットから片づけることに成功。さっさと隊形整えて次ぎ進撃…とか思ったら６ユニットの初期配置のところからまた沸いて出てきやがったorz こっちは丁度そっちに背中を向けてたのでいきなり背後から襲われる形となり、ちょっとしたぴんちっ。にははっ（泣 まさか次から次へと出てくるんじゃないだろうなぁ… ま、流石に２回目は無かったのだが、その代わりクーヤと直衛の４ユニットがこっちに向かって動き始める。 こっちは敵がちょうど届かない場所で横一列。突出してきた１ユニットをまずは屠る。クーヤはどうもハクオロ狙いで一直線らしいが、残った３ユニットのうち１つがどうも回り込むような動きをして怪しい…。カルラをそっちに回して牽制。そのうち、こっちに飛びかかってくる？体勢の敵に、ちょうどウルトとカミュの挟撃で全部にダメージを与えられるタイミングがあったために一発かましとく。 次のターンでクーヤがハクオロと接触。 クーヤ「こんな日が来るとは考えたくなかった……ハクオロ」 ハクオロ「クーヤ、やはり考え直す気はないのだな」 クーヤ「もはやどちらが正しいかなどと言い争う気もない。其方が止めるか余が押しきるか、只それだけだ！」 回り込もうとしてた敵をゲンジマルとカルラで片づける。直衛は残り２ユニット。ハクオロの正面についたクーヤにはアルルゥを横から攻撃させ、その隣に位置する残り雑魚２つはオボロが正面から、遊撃のカルラとゲンジマルがそれぞれ横と背中から叩く。当然、ウルトとカミュが後方から支援するのも忘れない。エルルゥはハクオロの背中で直接回復、もしくは範囲回復の薬術。うまいことこっちの隊形がはまった。 直衛を全て片づけたらクーヤを叩いて終わり。意外にあっけなかった〜…いや、途中で新しく出現した時はたまげたが。 破れ、膝を屈してなおも民族の行く末を思って負けを認めないクーヤに、ハクオロは言う。 ハクオロ「ならば−私を斬れ」 培った絆を信じて。 振りかぶられたクーヤの剣はハクオロに届かず、クーヤはハクオロに民の運命を委ねるのであった。 しかし…そこでめでたしめでたしで終わらせてくれるほど甘くはない。 現れたディーはゲンジマルの違約を責め、捕らえようとしてきた一同をまとめて絡め取った。 ただ一人動けるハクオロが、ディーに飛びかかろうとしたその前に、ハウエンクア、ヒエンのアヴ・カムゥが立ちはだかる。それぞれに、「盟主」への忠誠を唱えながら…つーか、ここら辺事情がよく分かってないのでかいつまんで説明するのが恐ろしく面倒くさい（汗 ウルトがその力で仲間を転移させ、周囲をはばかる必要の無くなったハクオロが遠慮無く発動させたジャバウォック（いー加減暫定の名前じゃなくて正式名称が欲しい）には、ハウエンクアとヒエンでは対抗出来ず、ディーが直接…といいたい所であったのだが、「直接戦うわけにはいかない」とかゆー理屈で…呼び出したカミュがなんだか変身？してディーを「お父様」ってどーゆーこっちゃ。ああどんどん記述がぞんざいになっていくー。 カミュ（改）がハクオロを片づけている間にゲンジマルとディーの間では一悶着。 どーもディーがアヴ・カムゥを与える際の契約がどーのこーのとかいう話のよう。ゲンジマルを守るためにクーヤが今度は振り下ろした剣はやっぱり届かず、クーヤに迫るディーを止めるために駆けたゲンジマルは、ただ鮮血だけをこの場に残して消失した。 その最後を目の当たりにし、絶叫と共にディーに襲いかかるクーヤ。力なくした一撃はカミュ（改）に防がれ、その光景に「何か」を思い出したハクオロの雄叫びがもたらしたモノは…。 そして、ハクオロを「もう一人のお父様」と呼んだカミュ（改）は去り、クーヤの心は耐えられずに壊れ、それから。 えーとね。 ('A`)ﾜｹﾜｶﾗﾝ この後ハクオロの回想？にてエルルゥ、アルルゥと出会った時の話になり、その時にディーと戦って傷ついていたハクオロはその癒しのために、大怪我をしていたアルルゥを救うことと引き替えにエルルゥの身命を奪ったっちゅーか…そんな感じで、エルルゥもアルルゥもその時のことを覚えてはいない、と。 クーヤは命は無事だったものの、壊れた心はそのままに、しかしかろうじてハクオロのことを覚えているのが救いか。 ゲンジマルが逝き、カミュは行方不明。クンネカムンは形としては滅びたことになり、戦乱の末にどうにか得た重苦しい平和はしかし得ることができた。 それにしてもこの先一体ど〜するよ？ ○生まれし場所で(2007/03/22) エルルゥが自分に尽くしてくれていたのは、最初の出会いの時に自分がアルルゥの命と引き替えに強いたことだった、という事実がハクオロを苛み、トウカは己の不甲斐なさを責め、アルルゥとユズハはカミュの不在に無聊を囲う。なんだかどーにも始末のつかない暗い雰囲気だけど、カミュを連れ戻すということはアルルゥ、ユズハに力強く約すハクオロではあるのだが…。 子供に返ってしまったクーヤの世話を、サクヤは辛くないことはない、と言いながらも楽しげに、幸せに過ごす。これまで皇としての重圧から、笑うことすら出来なかったクーヤが笑顔を見せているのだからと。 …しかし、考えてみればサクヤが一番不憫だよなぁ……。自分も納得した上でやったこととは言え歩くことも出来ないし、祖父と兄をいっぺんに失うし、かけがえのない友人であるところのクーヤは壊れたまんまだし。
(´Д⊂ 事情をある程度知っているようではあるが、「契約」のようなものがオンカミヤリューの口を重くさせる。それでもどうにかウルトに、カミュの居所に案内させるところまではこぎ着けた。オンカミヤムカイの名の場所、大神のおわしめす場所に。 オンカミヤムカイの宗廟の奥、皇族にしか知らされていない場所にそれはあった。ウルトが扉を開くとその奥からは腐臭のような臭いが漂ってくる…。曲がりそうな鼻を抑えて先に進むと、そこにはカミュ（改）の姿があった。今なら引き返せる、引き返せば今までと同じように過ごせると、どこか寂しげな表情で忠告してくるカミュ（改）。 ハクオロ「同じように…か」 ハクオロ「その中には、カミュは含まれているのか？」 ハクオロ「ならば、退くわけにはいかない」 ○第三十回戦〜太古の夢跡〜 ・作戦タイム 出撃ユニットは…って、現状引き連れている１１ユニット全部で固定かい。こりゃ辛い戦いになりそうだなぁ〜動かすのが面倒でｗ ・戦闘開始 その本質は不気味とはいえ所詮スライムである。行動前に体力を回復されるのは鬱陶しかったが当方の敵ではなく、サクサク片づけてさっさと先に進もう…いや、実際のところまた無限に出没でもしてくるのかと思ってビクビクしてたけど。 奥の扉にとりつくも、その扉の開け方誰も知らないし力づくでも開かない。こりゃど〜したもんだと思ったところにエルルゥの髪飾りの輪っかがなんか光って扉が開いた…何なんだこのご都合主義展開 。まあ裏はあるんだろうけど。 その奥に辿り着くと、ハクオロには何か見覚えのある場所…しかし考えている暇も無く、さっきの肉塊登場…と思ったらこっちの姿そのまんまに変態しおった（汗 ・MissionUpdate つーわけで今度はドッペルゲンガーが相手。ステータスを確認してみたところ、ある程度こっちの数値の傾向は反映しているよーだが、絶対値としてはこちらほど高くはない。問題としては偽エルルゥが体力回復してくるかどうかであるが…真っ先に片づければ問題ないかｗ 何故か偽ハクオロが真っ先に突進してきたので、ドリィのMAX連撃で撃破。引き続き、オボロのMAX連撃で偽エルルゥを始末。これで、偽エルルゥが回復してくるかどーかは永遠 に謎のままで終わるのであった。 あとはまあ、狭いので動きづらい以外は特に何のこともなく終了。偽ウルトがタムリンレーザー撃って来てしかもカルラが射線上にいたときは一瞬あせったけど…お返しにこっちのウルトが偽カルラを集中的に攻めたりして。まあMAX連撃や挟撃を向こうが仕掛けてきたら普通にピンチだっただろうが、そ〜ゆ〜ところはこのゲーム融通効かないので楽々。 で、蒐集品「同人の書」て一体ナンダヨ。 とりあえず落ち着いたところで、一行は一休み、と。ハクオロは陣を離れて階下に。エルルゥとアルルゥも後を追う。 階段を降り立った所は、なんだか何かの研究施設のよーな、つーか唐突にSF調。ハクオロはこの場所を知っている。 色を取り戻したハクオロの記憶に現れた少女に、ハクオロ（この場では「アイスマン」と呼ばれているが）は「ミコト」という名を贈る。 状況から察するに、ここは何かの実験施設でアイスマンもその実験対象の一つ、アイスマンが名前をつけた「ミコト」も「ムツミ」も同様で、仮面はこの時既に付けている、と。そういやこの「ムツミ」って、ディーがカミュのことを呼んでいた名前じゃなかったっけか？それがアイスマンを「トウサマ」と呼ぶのは…あったなあ、そういや。 アイスマンは凍結状態でこの施設の人間に発見され、いろいろと調べられるためにここに留められていたのだが、それがある程度進んだ段階でまた凍結封印されることになり、この施設の目的−亜人を作る−に疲れていた研究員？の「ミズシマ」という男が、マルタと呼ばれていた亜人の実験体と共に地上に逃がされた。 で、地上は人間の住むには過酷な環境…というより、既に「生物の生きることの出来る環境に戻すことが出来ていた」のだが、人はもはやそこで生きることの出来ない体になっていたという…ま、整理すればこんなトコか。 地上への脱出に必要な鍵のうち一つは、アイスマンと「ミコト」に「ミズシマ」が託した環状の飾り物のようなもので、これがよーするにエルルゥの髪飾りなわけで…だから扉が開いたのだな。 「ムツミ」は既に廃棄されていて、アイスマンが会話していたのは残留していた思念みたいなもんだと言われ、アイスマンは「ミコト」だけを連れて地上へ逃れる。残された「ムツミ」は、「トウサマ」を慕ってそのままだったのか。 「ミズシマ」ら研究員は、アイスマンの仮面が人間の肉体を強化する力を持つものと知って、それを複製しようと躍起になっていたが、その仮面はアイスマン自身のものではなく、それから更に数百万年前のものだったという。それから、「マルタ」達は全てアイスマンを素体として作られた、故に「マルタ」は全てアイスマンの子供とも言える…。 ややこしいのだが、とりあえず段々話は読めてきた。問題は、このハクオロが「アイスマン」として発見される以前のことがまだハッキリしてないこと。まあこれはあの考古学がどうのこうのつってた夢に繋がるんだろうが、それとあとは「ラクシャイン」の件。勘違いだけであーなっていたわけでもなかろうに、他に一体何があったんだろ？ ○第三十一回戦〜力を求めし者〜 先を急ぐハクオロ達の前に立ちふさがるヒエンとハウエンクア。完全に逝っちゃってハウエンクアがひじょーに厄介…。いや、正気な分ヒエンの方が厄介かな。 ・作戦タイム。 出撃ユニットで悩む必要は無し。また全員出撃なので。カルラにはアヴ・カムゥに対する攻撃力が上昇する「鎧徹し」を装備させるのだけ忘れずに。 マップも…別にどーってことないやや狭い平面。 ・戦闘開始 ハウエンクアに一撃かました後イベント発生。ちっとも効かねーよと曰う真性キ○ガイにはタコ殴りがおにあいだっ！！カルラのＭＡＸ連撃で終わりっ！！…じゃない。なんかまたイベント発生して正気だか狂気だか判じえぬままに奈落に落ちていった。死にたくない死にたくないと絶叫しながら。 ヒエン「…いずれこの躰も負荷に耐えられず、あれと同じ道をたどる」 研究された仮面の力故か。 残るヒエンも割とあっさり撃破。膝をついたヒエンはハクオロ達のために道を拓くと決するも、そこに現れたムツミに遮られる。 ヒエン「ここで…約束を破るということは…自分を侮辱するということ」 武人は、守りきってそして散華する。 ○大神(2007/3/26) DS数独がね、数独が面白すぎるのげいけないんだッ！！！ いや〜、中毒性高いですわありゃ。慣れてくるといちいち小さい数字下書きしなくても読めてくるし、何よりもこう、隙間が埋まっていく感覚が人間の快感原則に合致しているんだな。 …という有様なので、久々にチュートリアルを開いてみる。今までのまとめとかゆー三段。 敵はピザとアヴ・カムゥとゆー本編じゃありえない組み合わせ、且つこっちはハクオロ、エルルゥ、アルルゥ、ドリィ、ウルトという組み合わせ。まあアヴ・カムゥも大したこっちゃないｎいきなりアルルゥがやられたorz 本編と違って敵がこっちよりも大分レベルが高いため、二体いるアヴ・カムゥに同時に攻撃されると瀕死、というか死ぬ。容赦なく。実際、ハクオロまでやられたし…。 で、ここはウルトのタムリンレーザーが頼みの綱。幅３マスを目一杯使ってまとめてダメージを与え、しかもそれが２回撃てるのだからして最大限活用。あとはドリィのMAX連撃でなんとか。久々に苦戦らしい苦戦をしたような気がする。 以上、リハビリ完了。 ヒエンが身を以て拓いた道の先には、禍々しい空気を纏った…「大神が眠りし地」…お？ 大神ウィツァルネミテアの眠る地が禍々しいとはどーゆーことかとゆーと…これはあれか、祟り神を祀ったようなもんか？ ウルト「ウィツァルネミテアは私達に様々な恩恵を与えて下さると同様に、様々な幸を奪ってゆくと言われています」 ムツミ「だから封じたの」 ウルト達が伝説やら伝承やらとして受け継いだ内容と、ムツミが語る事実にズレがあるのか？（よくある話ではあるが）。 ハクオロは記憶を取り戻しつつあるのか、オボロが微かに抱いた不信も「もうすぐ分かる」と受け流す。 が、そこに意外な人物が異を唱える。 エルルゥ「引返しましょう…」 それはハクオロの身を案じての、この先にある事実によってハクオロと引き離されることを恐れての言葉だった。しかしハクオロはそれでも、先へ進む。「契約」という名の束縛を破棄してでも…えー、エルルゥの気持ち全然分かってねー行動のように見えますが、それがしにわ。 ○第三十二回戦〜大封印〜 最早言葉で止めることなく、二人の父親が永遠に殺し合うことを押しとどめるために、対峙。 ・作戦タイム ハクオロ以外は縛りを受けてるはずなんだが出撃リストには入っているな…戦闘中イベントでMissionUpdateするのかね？ とりあえずカルラの武器を交換しとく。 ・戦闘開始 どー足掻いてもムツミの行動範囲からは逃れられない第一ターン。ずっと俺のターン！…無いか。 あちらの法術？は凌いで（というかダメージが１だけっつーのは…）のこっちの攻撃。 ムツミ「やっぱり忘れてる…この娘を取り戻しに来たはずなのに」 ハクオロ「忘れてなどいナイ、その為にも後ろにイル者に用がある！」 スミマセン、素で忘れてましたorz 戦闘自体は負けようと思ったらえらく時間がかかるくらいなんでどーでも良い感じ。どうして最初の接触の時こうならなかったんだか（禁句？ ムツミを倒すと変態したディー登場。ここからの会話がややっこしい…。 要するに、例の研究所を逃れた「アイスマン」の目的は地上に上がった「マルタ」と呼ばれた子らの繁栄で、その分裂した一方はオンカミヤリューの憑り代を得てディーとなり、もう一方はハクオロ…つか、エルルゥが憑り代？えーと、「ラクシャイン」は一体？ あと分裂した理由もわかんねー。 ともあれ、ハクオロは自分たちの存在こそが余に禍をもたらすものと知った。ムツミの予想した通り、互いに戦って相滅ぶ道を辿りつつある…それを見ることしか出来ないエルルゥ達の戒めを解いたのは、ムツミ。 ・MissionUpdate とゆーわけで、全員揃って…ウルト以外揃って再戦。 ディーの一発目が幅３で直線の術攻撃。これでダメージ食らったトウカ、ベナウィをエルルゥが回復させて筒撃開始…ってか、オボロのMAX連撃だけで700も削ってますが（汗 続いてアルルゥのMAX連撃で撃破。一体どの口が「誰にも…何人も我等を滅ぼす事は出来ぬというのに！！」とかほざきやがりますか。 動けなくなったディーを抱え、ハクオロはウルトに諸共に封じるよう命ずるも、躊躇うウルトはそれに従えない。 ウルト「私に…私にも大罪を犯せと…」 言わば父殺しか…？ その重荷を背負うと言ったムツミは、その姿をカミュに戻し、ウルトに返した。ウルト、カミュの二人はそしてハクオロとディーを封じる……。 その刹那、ハクオロが見た夢。 地上に逃れ、ミコトとの間に生まれた子供と、穏やかな日々を過ごしていた日。アイスマンを捕らえに来た人間達にそれを奪われ、怒りに我を忘れたアイスマンは姿を変えてしまう。研究員達を「永遠に死ねない体」（戦闘で出てきた肉塊だったのだな…）にし、大陸を丸ごと滅ぼし、それでも止まらぬ暴走にアイスマン自身が願った望み、「我を滅せよ」。 研究員達によって強制的に復活させられていたムツミはその声を聞き届けるが、結局アイスマンを滅ぼせず、封印するしか出来なかった。 その後、アイスマンの心は二つに分裂し（暴走した「ディー」の側と滅びを願った「ハクオロ」の側…？）、長い時の末に独立した存在となった。やがて封印の力は弱まり、二つの存在は互いに目覚めと眠りを繰り返し、地上に干渉するようになる。地上に残った、子らの発展のために。 が、二つの存在は同時に眠りにつくことはなかった。同じ時に同じ場所に留まることの意味するところは明白だったからである。 それが現実となった今、現れたものは…。 ○風薫る時に還りし君を(2007/3/30) ○第三十三回戦〜うたわれるもの〜 でかっ！！ ・作戦タイム 作戦もへったくれも…ハクオロいない、というか今度は敵で他全員で攻撃。 ・戦闘開始 今まであんまりエルルゥのステータスアップ系薬術は使ってませんでしたが（めんどうなので）、とりあえず今回は攻撃力UPをメインにちょこちょこ使用…したいところだったが、体力回復に追われてそれでころじゃねー。 ウィツァルネミテアは本体と左右の腕に分かれておるので、とりあえず腕からたたき落とす。HPはと…腕がそれぞれ３９９６で本体４７３６orz…先は長そうである。 こっちが一回りした頃、雑魚が出現してきた。肉塊の連中であるが、単純に攻撃回数の少ない弓兵組と術兵組に任せる。ウィツァルネミテアの腕の攻撃は…まあ範囲は広いが攻撃力そのものは大したことないのでしばらくは無視。あと、片腕ずつ始末していきたいのだが、狭くてなかなかそうもいかないため、戦力を分ける。なんとなくあぶれたアルルゥは雑魚の掃討に参加。 攻撃力高めでかかった左腕組のベナウィ、カルラ、トウカがまず撃破。が、後衛がウィツァルネミテア本体の範囲攻撃でちとやばめ…なのでカルラを回す。ベナウィとトウカはそのまま右腕へ。が、ここでトウカが戦線離脱。エルルゥの回復が届かなかったのが原因。つーか後衛のところに回る暇なかったし。 後衛は後衛で、肉塊に文字通り肉薄されて結構ピンチ。アルルゥ一人じゃ手が回らない、エルルゥの回復も範囲薬術は回数制限あって厳しい。どーにか耐えているうちに右腕は倒してくれたが、エルルゥ・アルルゥの挟撃回復が届かなかったためにオボロ脱落。 なんか近接戦闘組が次々倒れてしまい、頼みの綱はベナウィとクロウの騎兵組。が、属性が合わないためか今回クロウは大した攻撃力を発揮できず、肝心のところでＭＡＸ連撃外すしー…。 とかやっているうちに、なんとエルルゥまで倒れてぎぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁっ！！！ …こーなったら、回復を考えずに（つーか、LEVELUP時の体力回復が頼み）突撃あるのみ！肉塊は一つだけ残しておけば次が出てこないので放置！ カルラとアルルゥが接触攻撃、ドリィ、グラァの弓も一回で精々150程度だがそれでも構わず攻撃。 最後はベナウィのMAX連撃からウルトのタムリンレーザーで止めっ！！…ウィツァルネミテア本体に当たり判定複数あって良かった（汗 その望み通りに…身命を封じられるその間際に、それぞれにかけられた言葉。感謝、委託、懺悔、それらが重ねられた最後に、エルルゥへかけられた願い。 「もう一度あの時の子守歌を聴かせてくれ…」 アルルゥの泣く声がする。父を呼び止める声がする。ああそうだ…アルルゥはこれで父と二度目の別れをするのだと。 いつまでも一緒にいると言ったその約束を、ハクオロは違えることになった。 封印が力を得て、ウィツァルネミテアの身たるハクオロを封じ始める。 眠りはただ穏やかに。しかし別れは受け容れ難く。 残された仮面を抱いた、エルルゥの慟哭が木霊した。 月日が過ぎて、あるべき姿と場所は変われども、人々は健やかに過ごす。 ユズハはハクオロとの間に成した子を遺し、オボロはその健児に世界を見せるため旅立つ。 柱石たるベナウィとクロウは留まり、トウカとカルラは酒と戦を友とする。 ウルトはその肩で世界の行く手を支え、アルルゥとカミュは今は陽の当たる場所で暮らす。 クーヤは優しく生き、サクヤは日だまりの中で笑みをたたえる。 そしてエルルゥは故郷に帰る。待つ場所はここだと確信したように。 彼を待つ人々の願いは通じたか。 月と風と光が教えてくれる。長い、長い旅路を歩いてきた彼の帰還の時を。 …とまぁ、なんとなく気取って書いてはみたものの、正直言ってハクオロが帰ってきたことを匂わす演出は蛇足だったかなぁ、とか思います。個人の趣味の問題でしょうけど。 副題が「散りゆく者への子守唄」であることを考えた時、その後を描くのはいいけどもきっちり「子守唄」で終わらせてりゃなぁ、とゆーわけでして、しかしそのまま待ち続けるエルルゥってのも不憫だしなー…難しい。 ここまでが短いので、以下そのまま総括っぽく。 ・SLGとして見た場合 クリアデータをロードすると戦術面だけ進められるモードっぽいのがあるので、繰り返し遊べそーではありますが、ゲームとして見るとやや単調さが感じられます。 シミュレーションRPGというジャンルの面白味が、戦闘だけに留まらないユニット管理、マネジメントの楽しさを取り込んでいることを考えると、そっちの方向性のゲームじゃないなら純然たる戦術ゲームとして磨いた方が良かったんでないかしら？（下手にレベルの概念を持ち込むよりは） 本編中も言及してます通り、戦術面での自由度はマップが全体的に狭いことと相まってなかなか思った通りのことが出来ず、確かに「敵がこっちの思った通りに動いてくれない」ってのもありますけども基本的に敵ユニットの思考が温いんで、普通はこっち行くだろう？ってのをいちいち外されるってのが難点。そのため、今ひとつ「戦争してます」感に乏しく、なんとなーく作業的に進行してしまってるんですなあ。例外としては対ベナウィ戦がありますが、あれは確かに面倒だったがその分面白かったー。 似たようなゲームだとサクラ大戦の１と２が挙げられるかもしれません。ただあっちの場合はあくまでもストーリーの補助として機能しているため、戦闘中のイベントは多いし、それによってストーリーの演出も出来てたんで、本作もそこらがもーちょっと充実してたら印象は変わってたような気がします。 まるでダメというわけではないんですが、出来ればもう少し苦戦したかった…。苦戦してた方が戦術パートの記述をノリノリでやれるもんなー。 ・物語的な部分 基本は立身出世物語で、主人公が反感買わなければこれは古今東西を問わず面白いものです。 それに加えて最後の「散りゆくもの」との別離を子守唄で送るまでの組み立てが軸（故に、ハクオロの帰還が蛇足と感じたのです）。 …と書いてしまうと他に言及のしようが無いorz で、ハクオロがそれぞれに言葉をかけるラストシーンを印象的なものにするために、各キャラのイベントを並べるという作りは良いのですが、その反動かメインヒロインのはずのエルルゥの印象が妙に薄くなってしまってるのが難点。キャラ立ては成功していると思うんですけど…周りがインパクト強すぎてどうも霞んでしまってます。特に自分の場合、トウカのうっかり侍っぷりとカルラの飄々としたところが結構ツボだったため、意外にカルラとの絡みが多いエルルゥにあんまり目が行かなくてですねえ…。もう少しアイスマンのエピソードでのミコトとの関わりを増やした方が良かったんじゃないかしら？いや、直接的な関係は無くても髪飾りの話をもう少し掘り下げるとか。 あとこっちの理解不足の面もありますが、やはり過去の話と現状の繋がり（特にディーとゲンジマルの間とか、ディーが何をやっていたかとか）の説明が足りていないような気もします。さほど重要じゃない、というかこのゲームは悪役の比重があまり重くないので決定的な欠陥にはなってませんが。 他に、ラクシャインて結局何だったの？などはありますが、それ以外は文句つけるような所は無く、恐らく制作側が狙ったところは確実に命中させているんじゃないでしょうか。 ・キャラクターｓ こういう話は野郎キャラが彩りを添える…や、ソッチの意味じゃなく…ソッチの意味でも彩ってたキャラもいましたが（汗 漢っぷりの良いカルラに食われてしまってますが、クロウは良かった、ホント。PS2版追加エピソードのカムチャタールの話は悶えましたな。 あと個人的にはもー少しヌワンギの狂気の部分を引っ張ってくれると良かったんですが。ちとあっさり退場し過ぎた感もあります。役どころとしてはあんなもんなんでしょうけど。 女性陣に目を移すと、イチオシはやっぱカルラ。憂いあり、瀟洒あり、色気ありとワタシ的にはこっちをメインヒロインにして欲しいくらい。ゲンジマルとの対決シーンみたく、完璧じゃないところまで押さえるぬかりの無さはポイント高かったっ。 次点はクーヤですかな…。気丈に振る舞っていても内心は支えを必要とする弱さが本質的な部分であり、悲惨ではあるが…その絶望から心が壊れてしまったけれども、無邪気に笑う自身を見守ってくれる存在がいることで結構救われる部分もあります。 そー考えると、キャラの配置が割と絶妙なんですよね、このゲーム。因縁だったり血縁だったり、必ず対になるキャラがいて、その関係も単独じゃなくて他のキャラも絡め、描き方含めてハクオロ陣営の雰囲気を表現している。惜しむらくは敵側の表現が足りて無く、「散りゆく者」の意味が最後にしかかかってなかった点。もう少し敵勢力の数を絞って、そちらにも力を割いてあればなぁ、と思います。 ・その他システム面 イベントが作る雰囲気が重要なため、全部ではないとはいえオマケでイベント閲覧出来るのはよく出来ていたかと。また、終わってから気が付いたのですが…オープニングムービーが二種類あって、その二つめのが壮絶にネタバレしていたコト（汗 いや、掲示板で指摘されてたんですけどね…オマケモードで初めて見たとゆー有様だったもので。見なくて良かったかもｗ SLGでのシステムの不満の一つが、画面に映る範囲がちと狭ったこと。まあマップがそれほど広くないんで十分っちゃー十分なんでしょうが。あと戦闘終了後の寸劇の時にセーブ出来ないというのはこーゆー記述している側としてみれば少々不便でした。 際だっているわけではないですが、BGMの音質が他に比べると良かったような気もします。ハードの進化によって、音質はテレビから聴く分にはCDとほとんど大差無い（っつーか無圧縮でやってるのも多いんだろうなあ）ご時世ですが、それでも良い方だと思います。 こうして見ると、娯楽作品としては結構楽しんでたなー、というのが感想として残ります。 ぶっちゃけ、いちいちメモとりながらやってたためになかなか没頭するというわけにはいきませんでしたけれども、緩急ありゲームとしてのアクセントあり、根底にはもの悲しい無常観？をたたえており、話の流れは外角高め打ちごろの、ホームランにはならなくても外野を抜いてもしかして三塁打。バッターの足が遅いので今回は二塁打でしたが。 なんか意味が分からなくなってきた頃合いでございますので、これでそろそろ幕といたしとう御座います。 しばらくゲームは合間合間にやるくらいになるかと思いますので、日記ネタも当分お休みになるかと思われますが、次やるとしたら空の軌跡3rdかもしくは何か正統派なADVをー…CLANNADのリベンジでリトルバスターズとかはどうだろう？ それではお付き合い頂いた皆々様に感謝しつつ、此度はここまで。 |
